当会館は、平成22年に耐震補強のため、制振装置による地震エネルギーの吸収、炭素巻きによる支柱補強及びスリット工法による地震エネルギーの分散など、複合的な工法を採用して改修工事を実施しました。
しかしながら、当会館の耐震補強改修工事に使用した制振装置が、株式会社川金コアテック製であり、同社から、当会館に使用している制振装置78基のうち、5基が性能検査記録データを書き換えた不適合品である旨報告がありました。
報告後、不適合品のデータ書き換え前の数値による第三者機関による安全性検証が行われ、現状として、震度6強以上の地震において倒壊するおそれが少ないとされるIS値を満たしており、本会館の地震に対する安全性に問題がないことが確認できました。
なお、不適合品については、今後、同社及び施工業者等と協議し、営業に極力支障がない時期及び工法で交換をしていくことといたします。
組合員及びそのご家族の皆様には、大変なご心配、ご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げますとともに、変わらぬご愛顧を賜りますようお願いいたします。
愛媛県市町村職員共済組合事務局長